58

+2+
年月日 2006 0113

+3+

見出し: 震災復興の心の支え、桜を救え──神戸、移植で枯死の危機

+4+

新聞名: 兵庫県 日経ネット関西版

+5+
元URL http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/30893.html

+5+
記事内容: 阪神大震災の復興のシンボルとして地元住民に親しまれた神戸・JR六甲道駅前の1本の

桜の木が枯死の危機に直面している。震災後に芽を出し、駅周辺の再開発事業計画が持

ち上がった際も住民らの陳情で伐採を免れたが、移し替えられたことがあだに。「コンクリー

トのすき間で成長する姿に何度も元気づけられた」。被災住民らの懸命の世話が続く。 六

甲道駅近くの防災公園の高さ約2メートルのオオシマザクラに昨夏、異変が起きた。枝に生

気がなくなり、葉は枯れ落ちた。樹木医の診断は「根頭がん腫」。水や養分が吸い上げられ

なくなる根の病気で、回復の見込みは極めて低いという。 元々は駅前の街頭にあった。再

開発で公園に移しかえられてから4カ月後の異変は、環境の変化になじめず、根を十分に張

ることができなかったのが原因とみられる。 被災者を励ますために震災後、街頭の植樹活

動に取り組む地元の市民グループ「はなクラブ」代表の前田和子さん(57)が、このオオシマ

ザクラを見つけたのは1998年のことだ。 駅前の仮設郵便局の基礎ブロックのすき間から

わずかに顔を出した約30センチの若木に「震災で犠牲となった人たちの魂が宿り、自分たち

を勇気づけてくれている」と感じたという。 1本の桜の話は口コミで広がり、多くの住民が足

を運んだ。3年後の2001年春には初めて花を咲かせ、「復興のシンボル」として知られるよう

になった。その年、復興事業で駅周辺の再開発計画が持ち上がり、周辺の木々と一緒に伐

採されることに。しかし、地元住民が神戸市と掛け合い、難を免れたはずだった。

 「防災公園でこれからも被災地を元気づけてくれる」と喜んでいた地元住民らは、枯死の危

機に心を痛める。「もう1度、見事な花を咲かせて」。水やりなどの世話をする前田さんらは回

復を信じている。

+7+
先頭 前ページ 次ページ 最後

その他の情報 情報サービス:木材の専門検索サイト 木材の専門サイト ビジネス:ウッドデッキ施工 ウットデッキDIY用 ウッドデッキと木物屋 ウッドデッキ楽天店