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年月日 2006 0407

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見出し: ログハウスの森の図書館 僕らの拠点 佐賀の私設「すぎの子文庫」

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新聞名: 佐賀県 西日本新聞

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元URL http://www.nishinippon.co.jp/nnp/culture/20060406/20060406_006.shtml

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記事内容:  「子どもたちが、伸び伸び遊べる森の中で、本に親しめる場所をつくりたい」。そんな思い

から、1人の男性が佐賀県神埼市鶴の自宅近くに建てた私設図書館「すぎの子文庫」が、1

0周年を迎えた。運営は母親たちがボランティアで担当。読み聞かせなど地道な活動をしな

がら見守ってきた。子どもたちからは「ずっと続けて」との声が寄せられ、地域の貴重な「子

どもの居場所」として定着している。 文庫は、近くの牟田昭一郎さん(74)が1996年3月に

開設。幼いころ、経済的な理由から本を読む機会が少なかったという牟田さん。「次世代の

子どもたちには、たくさん本を読んでほしい」と、約40年前に図書館づくりを思い立った。 9

3年、家業の造園業を長男に任せ、コツコツためた小遣いを資金に、桜やモミジなど約30種

類の木を植樹。自ら杉の木を使って、自宅の畑にログハウスの図書館を完成させた。 現在

、牟田さんは館長。運営は母親10人がボランティアで担当し、読み聞かせや紙芝居、お祭

りなどを手掛けている。中には、家庭が複雑で周囲になじめなかった子が、文庫に通ううち

に心を開き、うそをつかなくなった例もあるという。 ボランティアの1人、手塚うた子さん(43

)は「そんなとき、ここが子どもにとって貴重な居場所になっていると感じます」と語る。10周

年の記念誌「夢のたね」には、中学生になった子から「いるだけで心が落ち着きます」「木登

りや鬼ごっこもできて大好きです」など、文庫への愛着を込めた言葉が贈られている。 牟田

さんは「私たちの活動は、種まき。10年先、20年先、いつどんなふうに子どもたちの心に何

が芽生えるか分からないが、焦らずゆっくりと居場所を与え続けたい」と話している。

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